How to Be Happy Without Really Trying ~努力しないで幸せになる方法~

ニコラス・ケイジ率がいちばん高いかもしんない『ロード・オブ・ウォー』

気に入った映画にユアン・マクレガーがしょっちゅういると以前書いたけど、
ニコラス・ケイジの方が多い気がしてきた。
ユアン・マクレガーは可愛いと思うしキュンキュンした事もあるけど
ニコラス・ケイジには全くない。
前の旦那に似てるから寧ろ目にはあんまり入れたくない。
役者としてもそんなにいいと思った事がないので多分意識した事なかったってとこなんだろうけど
何気にニコラス・ケイジ出演作品めっちゃ観てるわ。
先日ウィッカーマン、ストーリーは雑だったけどニコラスは頑張ってると思ったし、
評価相当低いらしいけど、ウィンドトーカーとネクストは割と面白かった。
もしかして結構いい役者なんじゃないか!?
という訳で観た"Lord of War"
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実話という訳ではないけど、武器商人にインタビューを重ねてできたちょいリアルな映画。
昔はこういう問題提示しといて答え出さない丸投げ作品大嫌いだったけど、
実話を基にした映画、例えばブラックホークダウンとかボウリング・フォー・コロンバイン観たり、
ニュース、ドキュメンタリーで色んな事件や戦争の事を知った上で観ると
世界の事が見えてきて色々考えさせられた。
そして改めてこの映画のタイトルが重く感じられる。

ホテル・ルワンダを観た時はもう悲しくて悲しくて
戦争や虐殺が、どうかなくなってほしいと願ったけど、
そんな物がなくならないのは得をする人間が大勢いるからで、
その得をする側の話がちょっとだけ浮き彫りにされて
人間の深い闇を思い知らされた。
この主人公ユーリは「金の為じゃない、才能だ」と言っていたけど
まぁ勿論その時は本気でそう思ってただろうけど
始めたきっかけは金の為だし、大金入って来なきゃこんなリスク高い事やらんかっただろうし、
この言葉以外も全て詭弁だなと感じた。
確かにヤバい国のヤバい大統領に売る時の遣り取りといい、窮地を逃れる時の閃きといい、
天才、いやもう鬼がかってると思ったし、
才能が金を生んでるだけと勘違いするのも無理からぬ事だろう。
でもほんまは汚い、恐ろしい事して金儲けてるだけなんだよね。
で、ユーリはやめられないし、世界中の武器商人もきっとやめられない、始める人も後を絶たない。
何もできないけど、私は弟のヴィタリーみたいに死んだとしてもユーリ側の人間にならないと誓った。

映画の内容が重かったので長くなったけど
ちょっとだけニコラス・ケイジの話をば。
彼の映画ではとにかくフェイス/オフが好きだった。
顔変えるとか意味の解らない設定とか、意外と激しいアクションとか、
そんなんどうでもいいくらいニコラス・ケイジの顔が悲しそうで、
その彼が息子抱えて逃げる姿とか、
息子に銃撃音聞かせない為にヘッドフォンして音楽聞かせる配慮とかその音楽とか、
そこからスイッチ入って涙出てきて
映画終わっても立てないくらい泣いて恥ずかしい思いをした。
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今から20年くらい前の映画かー。
ニコラス・ケイジ、昔からこんな顔だったんだな。
いやー、面白かった。

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# by myfavoritethings | 2017-09-23 10:26 | 映画 | Trackback | Comments(0)

久々にホラー以外観たらめちゃめちゃ新鮮『ウォール街』

悪魔のいけにえを観て怖いと思えなかったのは
きっとホラーばっかり観て麻痺してるせいだ!と思い一旦離れる事にした。
SAWも初めて観た時はぎゃー言うてまうくらい怖かったのに
立て続けに観たらただ絵面汚いだけに感じてしまうもんな。

という訳で観た"Wall Street"
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やっぱりウォール街の人間てロクな奴いないな、と改めて思う。
投資家なんて弱者を食い物にして富を得てるし、
証券屋なんて弱者をそそのかす仕事だもんな。
ウルフ・オブ・ウォールストリートは、そういうクズが主人公だったけど、
この映画の主人公チャーリー・シーン演じるバドはクズになりかけるけど途中から正義に目覚める。
正義に目覚めるのは偏にマーティン・シーン演じる父親カールのお陰で、
実生活でも親子の二人の演技が良かった。
チャーリー・シーンなんて、ホット・ショットとフレンズにゲスト出演したのんしか観た事なかったけど、
シリアスなのもなかなかいいんだな。
監督のオリバー・ストーンはカール側の考えらしく、
こんな名監督がそういった考えだと重みがあるし、
映画としても金の亡者がやっつけられる方が痛快さがある。
でも現実は、
ゲッコーが言ってた、何億ドルというアメリカの富を1%の人間が独占してるとか何とかの通りで、
それ以外は搾取される側なんだよね。
バドが正義に目覚めたのは、ゲッコーになれない事に気付いた所もあるんだけど、
普通なら、なれないならせめておこぼれだけでも頂戴したいと思うだろう。
ウルフ・オブ・ウォールストリートにもあった、マクドで働く側にだけはなりたくないもんな。
ライバルに「金の為なら母親でも売る男」と言われていたゲッコーをやったのはマイケル・ダグラス。
ゲッコーの役が合い過ぎるくらい合ってて、
出て来た瞬間に画面から金の亡者の香りがしてくる感じだった。
アカデミー主演男優賞貰ってたから本当はこっちが主人公?
物語の運びも、ポスターの並びも、どう見てもチャーリー・シーンが主役だったけどなぁ。

現在株取引はネット上で行われてて、
0.1、いや0.01秒単位で何億もの金が動いてる訳だけど、
私が株を始めた頃はまだネットなんかなくて
昔はこんな感じだったな(証券会社に勤めてた訳じゃないから端から見ただけの話だけど)と懐かしくなった。
あと仕手戦を仕掛けるとこなんか最高に面白かった。
ネットでやるようになってから証券会社にわざわざ赴く事もなくなったし今どんな感じなのか知らないけど
さぞ静かなんだろうな。
今は仕手はないと言われてるけど
静かな中で心理戦が繰り広げられてるかと思うと胸熱だな。

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# by myfavoritethings | 2017-09-22 12:01 | 映画 | Trackback | Comments(0)

夏休みは始まる前がいちばんわくわくするように、ホラー映画は始まる前がいちばん怖い『悪魔のいけにえ』

ホラー映画ファンではないけど、最近よく観る。
もしかして好きになってきたのかも。
元々観たい気持ちはあったけど、
夜寝られんくなったら嫌やしなぁ~とか思って避けてた所もある。
でも案外夜思い出して寝られんとかトイレ行かれへんとかないので
それなら超絶怖いのんにチャレンジしませう、と"The Texas Chainsaw Massacre"を観る事にした。
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一体どんだけ怖いんやろ!?どんだけ残虐なんやろ!?
そう思いながらホラー映画を観てはいけない。
まだまだ怖い映画に出会ってないだけなんだろうけど、
この期待は大概裏切られる。
これも恐怖に関してはガッカリ感半端なかった。
変態ヒッチハイカー拾ったとこがいちばん怖かったかも知れない。
狭い車内で変態一人が5人に恐怖与えるとか、
これからどんな怖い事あるのか、とわくわくしてしまう。
でも一人目が殺されたと思ったら
一気にバサバサと殺される。
スプラッターとかゴア描写が大好物ではないので、それはいいけど、
もうちょっと殺戮道具をじっくり見せて欲しかった。
短い映画だし、この後ヒロイン格の子が一人になってからはただの絶叫映画なので、
コレジャナイ感が否めない。
せめて、最後の一人も最終的に殺されるなら、それまでの過程を楽しむ事もできただろうに、
指先切った以外どこも傷つけないし、拘束も緩いから、逃げられるパターンてモロわかり。
しばらくこの子弄りたいってなら、取り敢えず脛骨折っとけや。

この映画を観てて、ヤな事思い出した。
知り合いが娘さんのピアノの発表会か何かで遠出した帰りにヒッチハイカー乗せたのをインスタに上げていた。
いい事した後は気持ちいいなァみたいなノリで、
コメントも、みんな腹ではどう思ってるか知らないけど大絶賛。
自分一人の時も嫌だけど、年頃の娘が乗ってる車に見ず知らずの男乗せるとか考えられないんですが。
これって称賛される事なの?
この映画みたいな事にはならないだろうけど(でもその可能性ゼロではないと思うわ)
何か嫌な事された時、例えばトラウマレベルのセクハラ発言されたとして、責任取れるんか?
ヒッチハイカー乗せるとか、絶対安易にやっちゃだめだと思うんだ。
この映画では、車椅子の男の子が何かととばっちり受けてて
どうやらヒロイン格の女の子が誘ったみたいなんだけど
何で大事にできないなら誘ったのかと苛々した。
用心深くなってる車椅子の子が何言っても周りは「何かっちゃ大騒ぎして、超ウゼー」みたいにあしらうし、
こんな浅はかだから安易にヒッチハイカー乗せるし、
もし乗せなくても、あれなら酷い目に遭うよね、と思った。

てな感じで途中気持ちが逸れたのもあって映画を楽しめなかったけど、
オブジェや殺戮道具が生々しくて、
こういうの見るとやっぱり古い映画っていいなと思いました(^o^)
昔の処刑装置や拷問器具って実際には余り使われてなくて、
例えば鉄の処女なんかは「白状しないとこの中に入れちゃうぞ☆」つって見せたら
震え上がってあっさり自白したとか。
使うのは労力と技術が要るから恐怖を与えるのが目的らしい。
欲しいのはそういう恐怖なんだよな~
と、これまで色々映画を観た結果解った。
そういう意味で、これまで怖いと思ったのは
ミザリー、
シャイニング、
これらには及ばないけどナインス・ゲート。
特にシャイニングは、観た時より後でじわじわくる感じで、
また観たくなったしできれば143分版も観たい。
あの時の感覚をまた味わいたいと思ったけど、なかなか見つからないね。
やっぱキューブリックすげえ!

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# by myfavoritethings | 2017-09-21 11:11 | 映画 | Trackback | Comments(0)

よくできた話だった『アイデンティティー』

トップにエスターのポスター画像が出てくるのがあんまりにも不気味なので
ちゃんと消化し切れてないけど"Identity"を観た話を書く。
時間がないので比較的短時間の物でちょい怖めの映画をチョイス。
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凶悪犯と閉じ込められて一人ずつ殺されるパニック映画と思ってたけど、
観ていくとどうやら違う。
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絵に描いた様な凶悪犯のマルコム・リバース、こいつが全員惨殺しても何ひとつ不思議じゃないけど、
実は、解離性同一性障害の彼を治療するプログラムの中での出来事だと
中盤過ぎ辺りで判明。
えっここでネタバレ?とそういう意味でびっくりしたけど
そういう事であれば不自然な、というか異様な状況(誕生日が全員一緒、名前が全て州の名前とか)が
全部納得いくんだけど、
そうなると次は、誰が危険人格か、という事になる。
そら、あれっしょ、悪人ヅラの
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レイ・リオッタ、絶対こいつやろ。
主人公格のエドもレイ・リオッタ演じるロードが危険人格と睨んで相討ち。
結局娼婦パリスの人格が残って、あんな顔のマルコムだけどオレンジ畑で女性として暮らしました。
めでたしめでたし。
とはならない。
この後驚愕の大どんでん返しが待っていた。
これはやられたな。
確かにこのラストで、全ての辻褄が合う。
いやはや、良くできた話だった。
それにしても、悪魔とか幽霊とかより
いちばん怖いのはやっぱり人間なんだな。

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# by myfavoritethings | 2017-09-20 09:54 | 映画 | Trackback | Comments(0)

イライラが止まらない『エスター』

何を以ってホラー映画とするか未だによく解らないけど
まぁホラー映画の所で紹介されてたので一応ホラーのカテゴリーなのかな。
原題:Orphan、孤児という意味らしい。
この原題は必要不可欠と思うけど、『孤児』がタイトルだと家なき子みたいなん想像しちゃうもんなぁ。
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悪魔憑きかと思わせる程不気味なポスター、期待値も上がる。
そしていきなり主人公が死産するシーンから始まる。
病院という信頼すべき施設で、助産師らしき人が出血もガン無視、しかも血だらけでぴくりとも動かない赤ちゃんを差し出す。
これは怖い。
更に期待値が上がる。
でもこれは主人公の夢で恐怖はここで終了し、苛々タイムが始まる。
ラスト近くまでずっと苛々だったので整理して考える。

まず、死産の辛さ、経験した事は無いが壮絶なのは解る。
それ乗り越える為に養子←は??
いや、そういう里子の迎え方は絶対やっちゃだめっしょ。
もう既に二人子供もいる。
一人は聴覚障害を持っていて、まだ幼く、どんなにケアしてもし足りない時期だろう。
その子に兄弟が必要なら兄ちゃんがいる。
その兄ちゃんも、エロ本見る場面がわざわざ用意されてたとこ見ると、これから思春期で難しい時期。
そこに9歳の孤児迎えるとか、もう頭おかしいんかと思った。
完全に自分が救われたいだけじゃないか。
この家はまぁまぁ裕福そうではあるけど、富豪って感じでもなく、中の上って感じ。
将来的には子供を援助していく事になるだろうから、
その子供達が少しでも楽に暮らせるよう考えるのが親の責任てもんだろう。
もう一人子供作ろうとしたってだけでもどうかと思うのに、
孤児引き取るとか、
余りに浅薄で、馬鹿親と言わざるを得ない。
と、話が進むにつれ、主人公である母親に苛々してたけど、
父親の方も頭鈍くて苛々してくる。
しかも不倫した事あるのはもう昔の事だからとか訳の解らん理屈言ったり、
嫁がアルコール依存症になった事を責めて、親権は自分みたいな事言ったり、
もう、どっちもどっちだな、と。

でも、じゃぁあんたは完璧なのかと言われると、勿論そんな事は無いし、
依存症ではないけど、酒に逃げてた時期もあるので(だいぶ長かったけど)人の事は言えない。
それに誰しも欠点はあり、
完璧に見える夫婦も、何事もなければ幸せに暮らしていけるけど、トラブルがあった時に欠点が浮き彫りになる。
この映画の怖さは、誰しも見せないようにしてる綻びが一人の少女によって一気に亀裂になる所。

ただ、この夫婦はなるべくしてなったと思う。
エスターがピアノに興味を持った所、
普通なら弾けるのか聞く事から始めるだろうに、
いきなり「教えてあげる」という辺り上から目線で、私がエスターでもカチンと来る。
全てが一人よがりで、
エスターはそれを見抜き「子供を大切にしないからよ」と言ってマックスちゃんを殺そうとしたのも解る。
このマックスちゃん、もう可愛くて可愛くて、
どうかこの子だけは助けて(>人<)と祈る気持ちで観てました。
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あぁ~可愛いんじゃぁ~(^^)

何故エスターがこんなサイコパスなのか、それはラストに近付いた時に解るんだけど、
ここでびっくりさせるにはやっぱりタイトルが『孤児』でないと厳しかったかもな。
ので、事実に衝撃はなく、あぁ、やっぱり、て感じだった。
そして、きっとゾゾ~ッとさせるのが目的であろうエスターの部屋の、蛍光塗料で描かれた残虐な絵やらエロ絵を父親が見た時、
「やっと解ったのかよ、このウスノロが」と思ってしまい、
エスターに刺されてる時は「おう!やっちまえ!!」てな感じでした。
エスターに2回も殺されかけて意識不明の兄ちゃん、どうなったか解らず仕舞いだけど、
取り敢えずマックスちゃんに何事もなくて本当に良かった。

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# by myfavoritethings | 2017-09-19 13:11 | 映画 | Trackback | Comments(0)



アスペルガー症候群の娘も思春期に突入し、アンバランスな我が子と楽しく生きていく方法を、趣味を充実させつつひたすら考える。